ターミネーターのあらすじ(1984年 ジェームズ・キャメロン)

最終更新日 2016年7月23日 by Kazu

《あらすじ》

核戦争後の近未来、2029年。

そこでは反乱を起こした人工知能<スカイネット>が、人類を滅亡させるための戦争を何十年にも渡って繰り広げていた。すでに廃墟となった街で<スカイネット>は、ロボット兵器をあやつり、容赦無い攻撃を人間に加えていた。

ロボットが放つレーザー兵器の前になすすべも無い抵抗軍の兵士たち。それでもゲリラ的な戦法でねばり強く反撃を開始した。

そしてついに<スカイネット>は、人間型ロボット・ターミネーターT-800をタイムスリップにより45年前へ送り込んだ。歴史を変えるために抵抗軍指揮官の母親を抹殺するというのがその理由である。

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ひし形1

1984年5月12日木曜日、ロサンゼルスの街の片隅に突如1人の男が出現。その男は裸で表情は皆無だったが、筋骨隆々の素晴らしい肉体を持っていた。ターミネーターT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)である。

ほどなくして、同じ街に放電現象とともにカイル・リース(マイケル・ビーン)があらわれた。裸のカイルは警官に追われるが、すばやい動きでショッピング・モールから衣類を入手し、パトカーからショットガンを盗み出した。そして電話ボックスの電話帳からサラ・コナーのページを抜き取った。カイルは軍の指揮官ジョン・コナーからサラを守るよう指令を受け、この時代へ転送されたのだ。

街のとあるレストランには、大量の料理を抱えてお客の間をまわるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)がいた。同僚が仕事中の彼女に無理やりテレビニュースを見せて笑った。キャスターが事件の犠牲者はサラ・コナー35歳と言っていたからだ。

ひし形1

金曜日の夜、恋人に予定をすっぽかされたサラは一人で映画館へ出かけた。途中で立ち寄ったバーで自分と同姓同名の2人目の犠牲者がでたことを知ったサラは、通りで見知らぬ男に後をつけられていることに気がついた。

サラは近くのディスコに飛び込むと警察に電話を入れた。対応に出た刑事はサラの名前を確認すると、すぐにパトカーをまわすのでそこから外に出ないようにと念を押してきた。大勢の若者が踊る中、サラは一人でテーブルに着いた。

そこへT-800がやって来た。自宅にいたサラのルームメイトとその恋人は、すでにT-800の餌食になっていた。目の前に突然現れた大柄の男を見つめるサラ。その額にT-800はゆっくりとレーザー照準を合わせた。

その時、先ほどからサラの後をつけていたカイルが、T-800に向けて引き金を引いた。至近距離から何発もの銃弾を浴びたT-800は仰向けに吹っ飛んだ。店内は一瞬でパニック状態になった。間一髪で救出されたサラだったが、たった今、ショットガンでハチの巣にされたはずの男が起き上がってくるのを見て驚愕した。

二人は車で逃走したが、T-800も警官からパトカーを奪い追ってきた。車内でカイルは、パニック状態になっているサラに必死で事情を説明した。さっきの男は未来から送られてきたターミネーターと呼ばれるロボットであなたを狙っている。自分はあなたを守るために未来からやってきたと。しかし、今のサラにその話が理解できるわけが無かった。(このあとはターミネーターのあらすじ2に続きます。)

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[作品データ]

監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン
音楽 ブラッド・フィーデル
上映時間 108分