カンバセーション…盗聴…のあらすじ(1974年 フランシス・フォード・コッポラ)

《あらすじ》

場所はアメリカ西海岸のとある広場。大勢の人が行きかう中で、1組の若い男女を監視する複数の男たちがいた。あるものは地上から、あるものはビルの屋上から。

女性の方が自分の近くをうろつく不審な中年男性の存在に気がついた。その男は耳にイヤホンをはめ大きな紙袋を持っていた。男は気づかれたことを察知し、その場を離れた。

この不審な男たちのリーダーは盗聴のプロ、ハリー・コール(ジーン・ハックマン)。ある大企業の取締役からの依頼で、その男女の会話を録音していたのだ。彼らはさまざまな顧客からの要請で他人の会話を録音し報酬を得ていた。

ハリーは業界では知らぬ者のいない存在だった。しかし、その仕事とは裏腹に自分のプライバシーには異常に敏感で、そのせいで恋人とも結婚できずにアパートで孤独な生活を送っていた。

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ひし形1

ハリーは他愛もない男女の会話を記録したテープを倉庫街にある自分の仕事場で助手のスタン(ジョン・カザール)と編集した。そして、それを手に依頼主の企業を訪問した。応対に出てきたのは依頼主の秘書だった。

その男性秘書(ハリソン・フォード)はハリーを高層階に案内した。秘書はフレンドリーさを装いながら、封筒に入った報酬15,000ドルを座っているハリーの脇に無造作に置き、テープを手に取った。

秘書は取締役は海外出張中でテープを受け取るよう言われているとだけ言うと、もう用は済んだとばかりに黙り込んだ。ハリーは困惑した。テープは取締役本人に直接渡す約束だったからだ。

ハリーが取られたテープに手を伸ばすと秘書の態度が豹変した。うばい合いを制したのはハリーだった。いやな沈黙の後、秘書は言った。

「このテープは危険だ。誰かが怪我をするかもしれない」

奪い返したテープを持ってエレベーターへ向かうハリーの後を秘書はしばらくつけて来た。

ハリーは帰り際に自分が盗聴をした例の男女を目撃した。2人はこの企業の関係者だったのだ。

ひし形1

自分の仕事場に戻ったハリーは先ほどの秘書の態度を不審に思い、テープの内容を再度チェックすることにした。録音した会話には好奇心を抱かない事を信条としてきたハリーだったが、それを破った形だ。ハリーはさまざまな機器を駆使して不鮮明な会話を洗い出していった。

そして、その男女の会話の中に彼らの命が狙われていることを示す内容が含まれていることを発見した……

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[作品データ]

監督・脚本 フランシス・フォード・コッポラ
出演者 ジーン・ハックマン、ジョン・カザール、アレン・ガーフィールド、フレデリック・フォレスト、シンディ・ウィリアムズ
音楽 デイヴィッド・シャイア
上映時間 113分