CURE キュア の解説からの続きです
▲ネタバレを含みます
■黒沢監督が目指したリアルな表現とは?
黒沢監督がこの作品でこだわったのは、日常の中で起きる非日常的な出来事をどのように表現するか、という点でした。例えば、スマートフォンで街の風景を撮影していたら、偶然近くで交通事故が起きて、その様子が写ってしまったとします。
CURE キュア の解説からの続きです
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黒沢監督がこの作品でこだわったのは、日常の中で起きる非日常的な出来事をどのように表現するか、という点でした。例えば、スマートフォンで街の風景を撮影していたら、偶然近くで交通事故が起きて、その様子が写ってしまったとします。
《あらすじ》
刑事の高部(役所広司)は事件現場のホテルに向かっていた。
現場に着くとすでに検証は始まっていた。被害者は女性で、ベッドに仰向けの状態ですでに息は無かった。 続きを読む CURE キュアのあらすじ(1997年 黒沢清)
▲ネタバレを含みます
『CURE』は、1997年に黒沢清が監督・脚本を務めたサイコ・スリラー映画です。役所広司、萩原聖人、うじきつよし、中川安奈が出演しました。連続殺人事件を捜査する刑事(役所広司)と、催眠術を使う謎の男(萩原聖人)の対決が描かれています。事件には、被害者の首にXが刻まれ、犯人が犯行動機を憶えていないという共通点がありました。 続きを読む CURE キュアの解説(1997年 黒沢清)