HOUSE ハウスの解説2(1977年 大林宣彦)

HOUSE ハウスの解説1からの続きです。

■活動写真の復活

『HOUSE ハウス』製作当時の大林宣彦は、映画についてこう考えていました。

 今の映画は映画本来の魅力を失っているのではないか。その魅力とは写真が動く(活動する)ことの驚きであったはずだ。しかし現在では写真 続きを読む HOUSE ハウスの解説2(1977年 大林宣彦)

ブルーベルベットのあらすじ(1986年 デヴィッド・リンチ)

《あらすじ》

大学生のジェフリー(カイル・マクラクラン)は、ある日近所の空き地で人間の耳を拾った。病院に父親を見舞った帰りだった。ジェフリーはそれを父親の知り合いでランバートン警察署の刑事、ウィリアムズ(ジョージ・ディッカーソン)に見てもらった。その結果、耳の持ち主はまだ生きている可能性があった。 続きを読む ブルーベルベットのあらすじ(1986年 デヴィッド・リンチ)

ブルーベルベットの解説(1986年 デヴィッド・リンチ)

『ブルーベルベット』はデヴィッド・リンチ監督の劇場用映画4作目にあたる作品で、その後の作品『ワイルド・アット・ハート』(’90)やテレビドラマ『ツイン・ピークス』(’90)などに繋がるリンチの新たな映画スタイルを決定づけた作品です。 続きを読む ブルーベルベットの解説(1986年 デヴィッド・リンチ)

都会の孤独を描いた映画『タクシードライバー』のあらすじ(1976年 マーティン・スコセッシ)

《あらすじ》

5月10日、ニューヨークに流れ着いた元海兵隊のトラビス(ロバート・デ・ニーロ)は、自宅の安アパートで日記をつけていた。

「雨は人間のクズどもを舗道から洗い流してくれる」、これがその日の書 続きを読む 都会の孤独を描いた映画『タクシードライバー』のあらすじ(1976年 マーティン・スコセッシ)

都会の孤独を描いた映画『タクシードライバー』の解説(1976年 マーティン・スコセッシ)

【解説】

 この作品は1976年公開のマーティン・スコセッシ監督作品で、ロバート・デ・ニーロが都会の中の孤独なアンチヒーローを演じたアメリカ ン・ニューシネマの傑作。 続きを読む 都会の孤独を描いた映画『タクシードライバー』の解説(1976年 マーティン・スコセッシ)